☆多嚢胞性卵巣症候群とは?
☆妊活中の気持ちの落ち込みに悩む方
☆不妊治療の経験談が気になる方
マミンダの実家からも3分程の地元で結婚し、パピンダ家を新築し同居が決まった25歳の頃。
幸せでいっぱいな日々を過ごすも、なかなか子宝に恵まれず、
夫婦で不妊外来へかかる事にしました。
診断結果はマミンダの「多嚢胞性卵巣症候群・卵管狭窄」とのこと。
今回はパピンダ夫婦が経験した妊活の経験談と、マミンダの不妊治療のお話です。
不妊
多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん、PCOS)とは、女性の排卵が阻害されて卵巣内に多数の卵胞がたまり、月経異常や不妊を生じた病態。卵巣の表面が肥厚し排卵が行われず、滞留した卵胞によって卵巣が多嚢胞化している。エコー画像で見ると、卵巣の表面に沿って粒がぐるりと数珠つなぎになっている様子から、「ネックレス・サイン」と呼ばれる。明確な原因は解明されていない。 Wikipediaより引用
マミンダの家系が不妊が多く、何となく原因は自分だと思っていたので
「やっぱり私か…」という気持ちでした。
そこから不妊治療が始まり、ただ同じ毎月を繰り返す日々でした。
なかなか成果が出ず、次第に苛立ちを感じる様になりました。
どんな励ましの言葉も、素直に聞けなくなりました。
リセットに気付き、トイレから出てパピンダに泣きつく事もありました。
友人達の懐妊報告を見て泣きながらスマホを投げた事もありました。
精神的に荒れた日々を過ごす中、ある日パピンダが
パピンダ
2人の子供は欲しいし治療には積極的に参加するけど、
夫婦だけの時間は今しか無いのだから、たくさん出かけよう!
と、魔法の言葉をくれました。
日々パピンダへの申し訳なさと焦り・不安や絶望感などを感じ、許しを乞う自分が心のどこかに住みつき、いつの間にか毎月毎月泣きながら謝る癖がついていました。
そんな精神状態だったマミンダの心を一瞬で軽くしたのは、そんなパピンダの一言でした。
マミンダ
「あぁ、2人で過ごす時間も大切だと思ってくれている。」
「一緒に頑張ってくれてる、私1人じゃないんだ」
今思えば単純ですが、当時のマミンダにはパピンダから一番欲しかった言葉だったんですよね。
言葉の力
不妊治療は、お金も時間も気持ちも擦り減ります。
そんな時に、心ない一言があったらどうでしょう。
心が抉(えぐ)られるような思いをしているかもしれません。
「子供は可愛いよ、早く作りなよ!」「いつまでも若くないんだし」
「病院かえた方がいいんじゃない?」「お祓いしてきたら?」
冗談のようですが、実際にマミンダが周囲から言われた事です。
所詮この人は他人だし。そう思いながら我慢して聞いていました。
何気ない言葉でも、時には凶器になります。
パピンダは考えながら言葉を選んでいたのか、素でそんな性格なのか(後者だと思いますが)
「大丈夫」「今月も頑張った」と安心と労わる言葉をくれました。
きっと、パピンダの中にも「もし、ずっとこのままだったら…」という漠然とした不安があったと思います。でも、パピンダの口から出てくるのは、いつもプラスな言葉ばかり。
沈みかけた気持ちをいつも引っ張り上げてくれました。
たった一言で浮き沈みしてしまう。言葉の恐怖と幸福、その双方を感じた時期でした。
心境の変化
そんな日々が1年、2年と過ぎ、3年目にはすっかりポジティブになった自分がいました。
友達数人とランチの時に「ちょっと注射打ってくるわw!すぐ戻る!」と中抜けしたり、
すっかり顔見知りになった看護師さんと雑談を楽しんだり、
「注射頑張ったから肉食べたい」とズルいお願いの仕方を覚えたり。
自分でも「あぁ、今毎日楽しい。充実してる」と感じていました。
妊娠の発覚はそんな中での出来事でした。
気持ちが影響したのかは分かりませんが、少なくとも妊娠までの道のりでポジティブだった日々は、自分にとってとてもプラスの日々でした。「頑張って治療している最中だ」と不妊を公表してからは、沢山の知り合いからアドバイスや情報を頂きました。気持ちが前向きになった事で、頂く言葉も前向きに捉える事ができました。
受け入れる
今思えば、ポジティブになった時に、初めて不妊である自分を受け入れられたのかも知れません。それまでは、不妊治療を受けながらもどこか上の空で、信じたくない、受け入れたくない、何で自分が、という気持ちでした。
気持ちが前向きになってからは、どうしたら妊娠しやすくなるか、同じ症状で悩む人はどのように過ごしているのだろうか、不妊治療を乗り越えた人はどのように過ごしていたのだろうか。と自分の体を知ろうとする様になりました。
そんな時に、不妊治療に奮闘している方々のブログやインスタを拝見し、たくさんの力と知識を得る事ができました。当時の私達にとって、人の体験談に勝る心強さと説得力は他にありませんでした。
最後に
今となっては美談のようにまとめてお話ししていますが、ここまでの道のりは決して綺麗なものばかりでは無く、妬みや不安で心が壊れそうになった事もありました。
そんな時にそっと寄り添ってくれた、パピンダやSNSの不妊治療の先輩方の様に、この記事が誰かに寄り添えたらと思い、書きました。
1人でも多く、1秒でも長く、笑顔が増えますように。
☆体験談や現在治療中の方、こんな事したよ!こんな事があった!などありましたら教えてください☆
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